■JOTARO NOW
平成8年度修士論文
ポーラロンを利用したピロール誘導体におけるスピン整列
東京大学大学院/総合文化研究科/広域科学専攻/相関基礎科学系
中崎城太郎
全文(PDF/560KB)
目次
第1章 序
第2章 高スピン分子の設計指針
- 電子間の交換相互作用
- 縮退軌道間の交換相互作用を利用したスピン整列
- π電子系のスピン分極
- ポーラロンを利用したスピン整列
第3章 トポロジー制御部位を組み込んだピロール誘導体の集合化によるポーラロン型高スピンポリマーの生成
- ポーラロン型高スピンポリマーの概念
- モノマー分子の合成
- 合成経路の検討
- mPBPの合成法
- mPBPの電解重合
- モノマー分子におけるスピン間相互作用
- ヨウ素酸化重合体のスピン間相互作用
- ヨウ素酸化種のESRスペクトル測定
- ヨウ素酸化種の平均スピン多重度
- ヨウ素酸化試料における反強磁性的相互作用
- 電解重合試料における高スピン状態
- 電解重合によるオリゴマー試料の調製
- 電解重合試料の平均スピン多重度
- PMPBPにおけるスピン間相互作用の考察
- PMPBPにおける交換相互作用
- 過剰な酸化の可能性
- π共役系のねじれとスピン間相互作用
- より高いスピン多重度を実現するための構想
第4章 ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール誘導体におけるスピン整列
- ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール誘導体の設計と合成
- ピロールNN誘導体の構造
- 中性分子の不対電子の状態
- X線構造解析による中性分子の構造
- 挿入されたベンゼン環の構造
- ピロールNN誘導体結晶の磁気的性質
- ピロールNN誘導体の酸化種におけるスピン間相互作用
- ピロールNN誘導体の電子構造
- TMM,TMEとの比較
- Perturbational MOによる考察
- UHF計算による考察
- ベンゼン環をはさんだ誘導体についてのUHF計算による考察
- ベンゼン環をはさんだ誘導体についてのPMOによる考察
- ピロールNN誘導体の重合反応性の検討
- 対照分子の電解重合
- ラジカル分子の重合反応性の検討
- 前駆体分子の電解重合
- 前駆体ポリマーからのラジカル発生の試み
- 酸化種の電子構造と重合反応性
第5章 まとめ
実験の部
使用機器一覧
参考文献
謝辞
[↑Back]
|