JOTARO on the web | JOTARO Who? | Chemist JOTARO |
JOTARO NOW
最近 2024年度 2023 2022 2021 20 19 18 17-15 14-11 10-06 05-02 01-00 99-97 96-95
現在地:ホームJOTARO NOW>1995-96年度

中崎城太郎の修士課程

卒研の94年度後期から、菅原研究室で研究をするようになりました。
ホームページを開設した修士1年の冬以来書き綴った出来事を以下に並べてみました。

修士論文「ポーラロンを利用したピロール誘導体におけるスピン整列


1995年(平成7年)4月
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系に入学。
1995年(平成7年)7月18日[修士1年]
修士初の新規物質・3-PyrrolylNNを合成。3カ月以上かかった。
1995年(平成7年)9月2日[修士1年]
修士2番目の新規物質・9-CarbazolylNNを合成。
1995年(平成7年)9月25日[修士1年]
分子構造総合討論会(仙台)で、ポスターながら、初の学会発表。タイトルは「ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール系カチオンジラジカルの電子状態」。
1996年(平成8年)1月4日[修士1年]
はじめてホームページをつくる。しばらくは研究室のMac上で試験運用。ページの作成にあたっては、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系・友田研究室の高松さん、東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻の藤原さん、東京大学教養学部基礎科学科第一の西田さんには、勝手に、いろいろな面で参考にさせていただきました。
1996年(平成8年)3月30日[修士1年]
修士3番目の(おそらく)新規物質・2,2'-(1,3-Phenylene)bis-1H-pyrroleを初めて合成。日本化学会春季年会から研究室に直接帰り、スーツのままでの実験だった。
1996年(平成8年)5月5日[修士2年]
修士4番目の新規物質・3-(1'-Pyrrolyl)phenylNNを初めて合成。
1996年(平成8年)5月20日[修士2年]
修士5番目の新規物質・4-(3'-Pyrrolyl)phenylNNを初めて合成。
1996年(平成8年)5月27日[修士2年]
相関基礎科学演習(修論中間発表会のようなもの)で発表。タイトルは「ラジカル部位を有するピロール誘導体の磁気的性質」。上記の1週間前に作ったものも発表に入れてしまうという裏技(?)に。
1996年(平成8年)5月[修士2年]
ホームページが、サーバー(dbs)上にのる。
1996年(平成8年)7月16日[修士2年]
ICMM'96(第5回分子磁性国際会議:大阪/千里)で「Ground State Spin Multiplicity of Cation Diradicals Derived from Pyrroles Carrying Nitronyl Nitroxide」を発表。ポスター発表だったので、日本人には日本語で説明したが、唯一英語で説明した人にはなかなか通じず、近くにいた、この分野では世界的に有名なJ. S. Miller先生に説明させてしまった。
1996年(平成8年)8月4日[修士2年]
構造有機化学若手の会・夏の学校(北軽井沢)で「ラジカル部位を有するピロール誘導体でのスピン整列」を発表。
1996年(平成8年)10月8日[修士2年]
分子構造総合討論会(福岡)で「ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール系カチオンジラジカルの電子状態(2)」を発表。
1996年(平成8年)11月1日[修士2年]
構造有機化学討論会(名古屋)で「π電子系のトポロジー制御に基づくピロール系ポーラロン型高スピンポリマーの生成」を発表。
1996年(平成8年)11月4日[修士2年]
第1回超構造分子国際フォーラム(群馬・草津)で、講演者以外の参加者が自分の研究内容を紹介する席で発表。自己紹介みたいなものなので、他の人はほとんど質問が出てこなかったのに、自分の時だけやたらと質問が続いて困った(もちろん全部英語だった)。
1996年(平成8年)12月20日[修士2年]
修士論文の題目届けを提出。タイトルは「ポーラロンを利用したピロール誘導体におけるスピン整列」。
1997年(平成9年)1月24日[修士2年]
修士論文を提出。
1997年(平成9年)1月30日[修士2年]
博士課程研究計画書を提出。
1997年(平成9年)2月12日[修士2年]
修士論文発表会。気付いたら、あっという間に3カ月が過ぎ去っていた・・・。
1997年(平成9年)3月4日[修士2年]
博士課程進学の合格発表。菅原研究室の某T君に、翌日、「昨日、合格発表だったけど・・」と言ったら、「あれ、そうでしたっけ? ところで、僕、うかってましたか?」という調子であった。(もし、うかってなかったらどうするつもりだったのだろう)
1997年(平成9年)3月28日[修士2年]
学位記授与式の日であったが、日本化学会春季年会(立教大学)に行っていたので出れなかった。そういえば卒業式(95年3月)の時も、年会(立命館大学)に行っていて出れなかった。きっと3年後の博士の学位記授与式にも出れないのかな。

続きは「中崎城太郎の博士課程」で




修士課程での研究発表

修士論文

ポーラロンを利用したピロール誘導体におけるスピン整列
 (97年1月24日提出)

関係した学会等発表

ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール系カチオンジラジカルの電子構造
  (東大教養)○中崎城太郎、松下未知雄、泉岡 明、菅原 正
95年分子構造総合討論会(95年9月25日・仙台)
 
ラジカル部位を有するピロール誘導体の磁気的性質
  ○中崎城太郎
相関基礎科学演習II(96年5月27日)
 
Molecular Magnetism: Present and Future
  (東大院総合)菅原 正
ICMM96(第5回分子磁性国際会議:96年7月15日・大阪/千里)
 
Ground State Spin Multiplicity of Cation Diradicals Derived from Pyrroles Carrying Nitronyl Nitroxide
  (東大院総合)○中崎城太郎、松下未知雄、泉岡 明、菅原 正
ICMM96(第5回分子磁性国際会議:96年7月16日・大阪/千里)
 
ラジカル部位を有するピロール誘導体でのスピン整列
  (東大院総合)中崎城太郎
第28回構造有機化学若手の会・夏の学校 (96年8月4日・群馬/北軽井沢)
 
ニトロニルニトロキシドを置換基として有するピロール系カチオンジラジカルの電子構造(2)
  (東大院総合)○中崎城太郎、松下未知雄、泉岡 明、菅原 正
96年分子構造総合討論会(96年10月8日・福岡)
 
π電子系のトポロジー制御に基づくピロール系ポーラロン型高スピンポリマーの生成
  (東大院総合)○中崎城太郎、泉岡 明、菅原 正
第13回基礎有機化学連合討論会(第26回構造有機化学討論会:96年11月1日・名古屋)
 
Integrated Molecular Spin System
  (東大院総合)菅原 正
第1回超構造分子国際フォーラム(96年11月6日・群馬/草津)
 
役立つ分子をデザインする
  (東大院総合)菅原 正
「大学と科学」公開シンポジウム(96年11月26日・東京/大手町)
 
電子授受による高スピン電子系の制御
  (東大院総合)菅原 正
高精度分子設計研究会(97年1月11日・東京/上智大学)
 


[↑トップページ] [博士課程→]

JOTARO on the web