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中崎城太郎の博士研究員時代

2000年度は社会人1年目の私。とは言っても、同じ場所で同じことをやっているので、大学院時代と変わらぬ雰囲気。
一方2001年度は学習院大学理学部に所属。化学専門なのに物理学科に所属し、初めての東大以外の大学で勝手が分からず・・という間に終わってしまった。
「最近のできごと」欄に書き綴ってきたのは下のような内容でした。また、このページの下半分は、この間の研究発表内容です。


2000年(平成12年)3月29日[博士3年]
今日は学位記授与式。午前中、本郷に行った後、午後、駒場で浅野先生から渡された。もう学生証も返してしまったので、いよいよ学生生活はおしまい。
2000年(平成12年)8月4日
4ヶ月ぶりにH.P.に手を加えました。この間、ものすごく(気分的に)忙しく、公(おおやけ)にできるようなネタにも乏しかったもので・・・。この間にあったことといえば、
  • Chemical Physics Letters誌に「Preparation of Isolable Ion-Radical Salt Derived from TTF-Based Spin-Polarized Donor」が掲載された。(4月)
  • 研究室に、新PD2人、新DC1人、新MC1人、新秘書1人がやってきた。(4月)
  • 初めての月給をもらった。(4月末)
  • 製本した学位論文を提出した。(5月上旬)
  • 恒例の研究室公開。今年はWビデオ上映。(5月中旬)
  • 研究室旅行で尾瀬に行った(先生を除く)。詳細は、ここでは控えておきます。(6月6〜7日)
  • ESR室を模様替えし、CV装置が搬入された。(6月下旬)
  • 研究室で、新歓と前期の打ち上げを兼ねたコンパが開催された。(7月中旬)
4月頃は、時の経つのが遅く感じられたが、6、7月は、あっという間に過ぎ去った。実験ノートは、数枚めくると6月の日付が・・。
2000年(平成12年)8月14日
11日(金)から、第32回構造有機化学若手の会・夏の学校(八王子)に参加してきました。今回が6回目の参加で、かなり長老の部類に入ってきてしまいました。ポスターは、「TTP系スピン分極ドナーを用いた有機磁性導体の試み」を発表しました。
2000年(平成12年)9月1日
今日から9月。今月は、関係する学会だけでも、27日からの分子構造総合討論会での発表のほか、16日からのICMM2000(第7回分子磁性国際会議)で菅原先生が2件発表、29日からの基礎有機化学連合討論会で共同研究の石川君、丁君が発表するなど、続々と続きます。ここの更新も、しばらく無理かも。(・・なんて言ってたけど、早速更新してる↓)
2000年(平成12年)9月28日
分子構造総合討論会で、「オリゴチオフェン部位を有するスピン分極ドナーの磁気的性質」を発表。
2000年(平成12年)10月1日
駒場1丁目から2丁目に引っ越し。今回は簡単(徒歩3分)。次の引っ越しは、きっと大変だろう。
2000年(平成12年)10月29日
PHSを持つようになりました。実は、3週間前に買おうとしたら、本人を証明する書類がなくて、買えなかった。こういうときは学生証があると強いな・・。ただ、持ったものの、常時留守録状態で、携帯型メールチェックのみ、という感じ。naka@pentacleへのメールも転送されますし、jotaro@dj.pdx.ne.jpでもO.K.です。
2000年(平成12年)11月1日
菅原研の助手に、松下さんが着任。「これでようやく数多くの機械の世話から解放される」というのは、松下さんの荷物運びを手伝っていた都立大の学生が代弁してくれた(?)言葉。そんな感じになるといいな・・。
2000年(平成12年)11月23日
DIONに接続し、これまで研究室のサーバ(pentacle)にあったページを移動し始めました。でも、研究関連のものは、当分残します。一部リンクが変になるかも。メールはnakazaki@h8.dionでお願いします。
2000年(平成12年)12月20日
第4回「量子効果等の物理現象」シンポジウムで、「スピン分極ドナーを用いた有機量子スピン素子のモデル構築」が発表されました。本来発表者は菅原先生のはずが、なぜか私がリボンをつけてポスターボードの前に立つことに、、。
2000年(平成12年)12月29日
今日は、ついに迎えた30歳の誕生日。ここまできて、まだ定職が決まってないなんて・・。いつまで年俸制生活が続くのやら。まあ、でもスポーツ選手と違って、現役引退ということにはならないだろうし、そのうち・・・。
2001年(平成13年)1月1日(月/祝)
今年の年越し(=世紀越し)は、研究室でGPC(ゲル濾過型液体クロマトグラフィ:試料の分離精製に使うもの)の最中でした。昨年の幕開けは、渋谷駅前で迎えましたが、M1の時の23時30分以来、M2で23時50分、D1、D2は研究室で年越し、D3の昨年は23時40分&0時18分に研究室、という年々が続いています。昨年は年賀状を書きそびれてしまいましたが、今年はこれから書きます。3時頃でも雨が降っていたので、初日(はつひ)は無理かな、と思っていたら、目覚めたときにはすっかり晴れていた。
2001年(平成13年)3月13日(火)
CRESTプロジェクトの最終成果報告を兼ねた研究会が、駒場で行われました。というか、研究会を行いました。会そのものの準備と、発表の準備とで、関係者は前夜みんな徹夜という状況で、主演と裏方を兼ねた先生は、特に大変そうでした。ただ、これまでの国際フォーラムと違い、私にとっては英語を話す機会がなくて済んだのが救いだったかも。P.Day先生とR.Metzger先生の送迎をしたG.原田君にとっては思い出に残ったかも。
2001年(平成13年)3月16日(金)
研究室サーバ上のホームページに、いよいよ「長らくのご愛顧ありがとうございました。」という文字を載せました。ただ、気分は、まるで後期日程の合格発表を待つ受験生? 4月からのことは、まだ確定していません。
2001年(平成13年)4月1日(日)
6年半にわたる、東京大学大学院/総合文化研究科/広域科学専攻/相関基礎科学系/菅原研究室での研究活動が、ついに幕を下ろしました。あわせて、12年間におよんだ駒場キャンパス通いも、いよいよ終わりです。1号館のところで、入学手続きをした新入生を迎えるサークル関係者が盛り上がっていましたが、なんか、12年経っても同じだな、という感じです。
菅原研で私が行ってきた、有機磁性体についての研究発表状況の詳細は、研究室サーバ内のページにあります(→現在では削除されている)。いやぁ、いろんなことをやってきたものです。
それにしても、今は思い出に浸っている暇はないけれど、そんなヒマができる頃には、もう何をやっていたか忘れてしまっているような気がするな・・。
今年度は、学習院大学理学部物理学科高橋研究室に通うことになります。

2001年(平成13年)4月2日(月)
今日、学習院での辞令交付式がありました。初日から、山手線が事故で遅れてしまい、遅刻してしまうかと思いました。で、夕方には、早速駒場に戻って、実験室の後片付け。いつもと変わらぬ風景となってしまいました。今週は、下手するとM1とかより菅原研出席率が高くなるかも。
2001年(平成13年)4月11日(水)
高橋研でのメールアドレスを取得しました。新アドレスはjotaro.nakazaki@gakushuin.ac.jpです。研究面での連絡はそちらへ。当面は、これまでのnaka@pentacle.c.u-tokyo.ac.jp宛のメールも、そちらへ転送されます。
2001年(平成13年)4月19日(木)
自宅にFAXが入りました。というか、これまでPHSのみだったのが、NTT回線も入れたところです。番号が必要な方は、メールでも下さい(・・・なーんて、意味ないか)。マイラインKDDIなので、DION、H"と3点セット。
2001年(平成13年)4月26日(木)
今日は菅原研究室での歓送迎会が行われました。ひと月近く過ぎて歓送といっても、というのもありますが、これでようやく区切りがつきました(?)。とか言いつつ、5月1日にはまた行きます◎
2001年(平成13年)4月30日(月/振休)
ひさびさに江原会のホームページにアクセスし、名簿登録情報を更新しました。周辺を見たら、同級生が初台とか大山町とか、近いところに住んでいたりして。もしかすると、顔を合わせたりしているのかもしれないけれど、12年以上も経つと、さすがにわからないなあ。さる15日(日)、渋谷で佐久間君(菅原研97年度在籍)と出会った時も、「似てるなあ」と思いつつ、そうだと認識するまで30秒くらいかかったし・・。
2001年(平成13年)5月19日(土)
ページデザインを全面改定し、"JOTARO on the WEB" と命名しました。これでほぼDION移行です。同時にアクセスカウンターを開始しました。
2001年(平成13年)6月6日(水)
科学技術振興事業団(JST)・戦略的基礎研究推進事業(CREST)・「量子効果等の物理現象」領域の、第1回終了シンポジウムが行われました。「第1回」と「終了」は、矛盾するような気がしないでもないが。研究プロジェクトって、終わってからも随分、引きずるものなんですね。
2001年(平成13年)7月7日(土)
菅原研究室15周年記念同窓会が開催されました。随分ひさしぶりの人もいるのに、何か、あまり久しぶりという感じがしなかったのは、時間感覚が昔と変わったせい? やっぱり、6年半と比較すると、2、3年なんて短いとか。。。高橋研では院試が終了。きっと、同時進行的に盛り上がっていたことだろう。きっと・・・。
2001年(平成13年)8月8日(水)
7月30日(月)から8月3日(金)まで、高橋研恒例のゼミ合宿で、八王子の大学セミナーハウスにこもっていました。今季の象徴は「β」だとか。詳細は、たぶん内輪うけしかしないので省略。今日、アクセスカウンターが80になっていました。82日で80というペースは、全盛期の3分の1ぐらいかな? ちゃんと研究実績を挙げないと、ネタが尽きる・・・。無理にひねり出していたネタの数々も、あとが続かなくて、というか、誰もが見れるところには置いておきにくくなって、お休み中。
2001年(平成13年)8月22-28日(水-火)
久々の国外脱出(通算5回目)。フィリピンのマニラ周辺、およびビザヤ地方ボホール島のタグビララン市等に行っていました。出発の22日朝は、台風11号が迫ってきて風雨の強い中でしたが、無事出発できました。マニラでは、それにもまして強烈な大雨(たぶん時間120ミリくらい)で、川のような道を、平然と車が走っていました。
2001年(平成13年)9月11-14日(火-金)
再びフィリピンに行ってきました。これで海外通算6回目(米1、韓2、比3)。出発の11日朝は、またもや台風15号がやってきて、暴風域の中での離陸でした。なかなかの台風的中率。そのかわり、台風の被害がどうだったかは知らない。さらに今回は、実質3日、情報から隔絶していただけなのに、成田に帰ってきて、事情を理解するのに時間がかかった。到着客が少ない、出迎えの人の雰囲気が重い、、。ちょうどアメリカで足止めをくっていた人たちが、初めて帰国した便の直後だったらしい。
阪神大震災をソウルの街中で知ったときもそうだったけど、断片的な情報で事態を把握するのは難しい。あの時は、大阪〜神戸がほぼ壊滅したと思ってしまった。今回は、マニラでは、NY・W.DCでテロ、というのは分かったけど、あまり気にしてなかった。帰りの飛行機の画面で、だいたい分かったけど、死者百数十人と出ていたので、予告があってみんな避難していたのかな、と思ったら、そういうわけでもなかった。成田からの帰り、勝田台とかからスーツケースを持った人が乗ってきた理由が、その時は謎だったけど、要するに飛べなかったんですね。
2001年(平成13年)9月20-23日(木-日)
日本化学会秋季年会でした。今シーズンは、私の関わっている発表はありません。
2001年(平成13年)9月23日(日/祝)
私の部屋にテレビが復活しました。約12年ぶり。でも見る機会は、ほとんどなさそう・・・。感じたこととしては、「うーん、20世紀メディアは、なつかしいなぁ」。テレビの中だけ10年前の世界みたい。って、ネット(と研究)の世界にはまりすぎかな?
2001年(平成13年)10月18日(木)
最近、実家のある富合町についての説明を作ろうとしていますが、なにぶん、ここ9年間(1992秋以降)で2回(96秋、97夏)しか帰省していないので、もう縁が切れそう・・・。周りの市町のHPはあるけど、富合町関係のは中学校しか見つかっていない。だれか作らないかな・・。
ちなみに、この9年間で、帰省2回に対し、海外5回、札幌1、仙台2、山形1、群馬3(北軽井沢、草津、尾瀬)、伊豆2、名古屋1、関西8(京都、神戸2、千里、堺、京田辺、大津、豊中)、広島2(福山、東広島)、松山1、福岡1、大分1と、(東京・神奈川・埼玉・千葉を除いても)結構いろんなところに行くことができた。とはいっても、観光地にはほとんど行ってないけど。
2001年(平成13年)11月2-5日(金-月)
大学祭です。駒場では実質48時間という感じだったけど、ここは丸4日もある。途中は見なかったけど、最終日でもあまり疲れた様子が見えなかった。すごい体力なのか、単に夜は休んでいるのか。。
2001年(平成13年)12月3日(月)
今日は日本化学会春季年会の講演申込締切日。って、今日午後8時に知った。「化学と工業」11月号の行事一覧に載ってないし。。。どのみち申し込めそうな状況ではなかったから、まあ、いいけど。どちらかというと、次の就職先をどうするか、という問題が、非常に重くなってきている。。。。。
2001年(平成13年)12月29日(土)
31歳になってしまいました。人口ピラミッドでみると、私の家族のような構成は、日本においてかなり多数を占めるのではないかというように、ピーク付近に分布している。特に、母と妹あたり。それはともかく、大学新卒人数が減っていくから、就職しやすくなっていくのではないか、という甘い予測は、全く通用しない世の中ですね。
2002年(平成14年)1月1日(火/祝)
今年は、32回目にして初めて、一人で家で新年を迎えた。昨年は研究室で、一昨年は渋谷でだったけど。たぶんこれが最初で最後になるでしょう。
2002年(平成14年)1月28-30日(月-水)
ConCOM2002(有機導体における伝導機構制御に関する国際研究会)が、湘南国際村センターで開催され、ポスターで「Conduction Properties of Ion-Radical Salt Composed of π-Conjugated Donor-Radical Molecules」を発表しました。ほとんど貼ってただけという感じだったが。あまり目新しい成果がないので、昔のをアレンジして作り出した感じかも。
2002年(平成14年)2月12-15日(火-金)
目白キャンパスで入試が行われました。駒場では教室ゾーンと研究室ゾーンが完全に分離していたけど、ここでは混然としているので、なんか不思議な感じだった。仮設トイレが設置されたりなど、大変なんだな、と思った。
2002年(平成14年)2月14日(木)
熊本日日新聞HPによると、実家のある富合町と、隣の宇土市との合併協議会が設立されたらしい(→記事)。これだとほぼ吸収される形になるんだろうな。そうなれば、私のように、「この町から東大に入ったのは23年ぶりだ」なんてプレッシャーをかけられるようなことはなくなりそう。もっとも、その後の13年間では、既に2、3人いるようだが。
2002年(平成14年)2月26-27日(火-水)
B4とM2の発表会が行われました。発表をするより、その発表に対して適切な質問をするほうが難しそうな気がした。
2002年(平成14年)3月3日(日)
菅原研の後輩の結婚式が行われました。これでIT先輩にさらにプレッシャーが・・、いやJT先輩やM先輩にはもっと・・か?
そういえば、中国旅行が話題の的?だった。菅原研メンバーが訪れた外国って、最近頭の中で整理してなくて忘れつつあるが、たしか、
 ・JN-95M1:韓国、アメリカ、フィリピン
 ・IT-95M1:イギリス、オーストラリア
 ・YS-96M1:ギリシャ、エジプト?
 ・HT-96M1:中国
 ・TY-97M1:スペイン、マレーシア?
 ・TT-00M1:スペイン+自分探し?
とかいう感じだったような・・。菅原先生は、最近だけでもシンガポールや台湾に出張されているし、全部あわせるとかなりの訪問国数になりそう。ちなみに、昨年9月14日、マニラ→成田で、なぜかPhilip氏と同じ便だった。成田の税関では、直後にまで接近したが、気付かれずに済んだみたい。予想外のところで顔を合わせると、対応に困る・・。自分探しに出かける人は(って、今年はいないか?)、気をつけましょう。
2002年(平成14年)3月8日(金)
今日は物理学科の川路紳治教授の最終講義が行われました。これでもう、20日の卒業式、24日からの学会へとなだれこんでいきそう。すでにM2、B4は終わった!という感じだし、D2、M1、B3は就職活動期なので、研究室としての動きがとりにくそう。目白に来て、駒場でのように時間に追われるわけではないけれど、なんとなく拘束時間は長くなってしまっているというペースなので、この先どうなることやら。順調にいけば、来月からまた駒場通いなので・・。
2002年(平成14年)3月17日(日)
せっかくDIONのサービスにあるので、掲示板を設置してみることにしました。これまでに、私のホームページに対する反応メールは、直接面識のない方からは3件頂いていますが、果たして掲示板に登場する人はいるものやら・・・。ま、5月からスタートしたカウンターは10ヶ月で230になったし、菅原研究室の掲示板、通常の掲示板、さらに掲G板菅原研用やその裏板?などに登場している人が来るかも。問題は、それらに比べてすごく使いにくい点。まあ、仕方がないか・・。
2002年(平成14年)3月20日(水)
今日は卒業式なので、着飾った学生がいっぱい。そういえば、12年もいたけど、東大の卒業式って、見る機会がなかったな。最後の学位記授与式は、出るには出たけど、知り合いがいたわけでもなく、そのまま研究室に残ることになっていたから、雰囲気に浸ることもなかったし。やっぱり、節目の時は、しっかりと区切りをつけたいものだ。
この一年、あっという間に過ぎ去ってしまったような気がする。実際、実働時間が、2、3年前に比べて6割以下になっているから、それだけ短く感じるのも当然かもしれない。以前は3時間程度だった睡眠時間が6時間以上にまで増えたし、電車で通う時間がかかるほか、ちゃんと身なりを整えていく時間も必要。とりあえず起き抜けで行って、研究室で洗顔、というわけにもいかないから。さて来月は、いったいどんな生活になっているのやら。
2002年(平成14年)3月28日(木)
今日は、日本化学会春季年会で、菅原研の石川君が、共同研究の「(ETBN)2(ClO4)(1,1,1-TCE)0.5の電流誘起非線形伝導」を発表しました。
2002年(平成14年)4月1日(月)
学習院大学理学部物理学科高橋研究室での契約が終わりました。今年度は、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系・瀬川研究室へ通うことになりますが、本格的に異動するまでに、早く片づけないと・・。このページも、改装オープンする予定だったけど、間に合わなかった。

これ以後のできごとは「中崎城太郎の総合文化研究科時代」へ




2000年度の研究発表

研究課題「スピン分極ドナーを用いた有機量子スピン素子のモデル構築」

科学技術振興事業団/戦略的基礎研究推進事業/「量子効果等の物理現象」領域/「超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用」プロジェクトの研究員として、
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系菅原研究室において研究活動を行いました。

報告書

研究員終了報告書
   (01年4月3日提出)

関係した学会等発表

TTP系スピン分極ドナーを用いた有機磁性導体の試み
  (CREST・東大院総合)中崎城太郎
第32回構造有機化学若手の会・夏の学校(00年8月12日・東京/八王子)
 
Construction of Organic Conductive Magnet Composed of Spin-Polarized Donors
  (東大院総合)中崎城太郎、石川佳寛、泉岡 明、○菅原 正
ICMM2000(第7回分子磁性国際会議)(00年9月18日・アメリカ/テキサス)
 
Approach to Molecular Ferromagnetic Wire Derived from Spin-Polarized Pyrrole-Type Donor-Radical
  (東大院総合・CREST)○菅原 正、丁 仁權、中崎城太郎、マッツ・サンドベリ
 (茨城大理)   渡辺良二、泉岡 明、川田勇三
ICMM2000(第7回分子磁性国際会議)(00年9月19日・アメリカ/テキサス)
 
オリゴチオフェン部位を有するスピン分極ドナーの磁気的性質
  (東大院総合・CREST)丁 仁權、○中崎城太郎、菅原 正
 (茨城大理)   渡辺良二、泉岡 明、川田勇三
2000年分子構造総合討論会(00年9月28日・東京大学駒場キャンパス)
 
テトラチアペンタレン骨格を組み込んだベンゾ縮環型ドナーラジカルの合成と性質(2)
  (東大院総合・茨城大理)○石川佳寛、中崎城太郎、菅原 正、泉岡 明、川田勇三
第15回基礎有機化学連合討論会(第30回構造有機化学討論会:00年9月29日・京都)
 
TTF型テトララジカルドナーの合成と構造
  (東大院総合)神 俊雄、○原田弦太、泉岡 明、菅原 正
第15回基礎有機化学連合討論会(第30回構造有機化学討論会:00年9月29日・京都)
 
チオフェン-ピロール共重合型オリゴマーをドナー部とするニトロニルニトロキシドラジカル分子の合成
  (東大院総合)○丁 仁權、中崎城太郎、菅原 正
(茨城大理) 渡辺良二、泉岡 明、川田勇三
第15回基礎有機化学連合討論会(第30回構造有機化学討論会:00年10月1日・京都)
 
分子磁性の展望
  (東大院総合)菅原 正
第3回ヨウ素利用研究シンポジウム(00年11月24日・千葉)
 
Manipulating Spin System Derived from Spin-Polarized Donor
  (東大院総合)菅原 正
PACIFICHEM 2000(環太平洋国際化学会議:00年12月18日・ハワイ/ホノルル)
 
超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用
  (理研・千歳科学技術大学)雀部博之
第4回「量子効果等の物理現象」シンポジウム(00年12月20日・東京/千駄ヶ谷)
 
スピン分極ドナーを用いた有機量子スピン素子のモデル構築
  (東大院総合・CREST・茨城大理)○菅原 正、中崎城太郎、マッツ・サンドベリ、石川佳寛、丁 仁權、原田弦太、泉岡 明
第4回「量子効果等の物理現象」シンポジウム(00年12月20日・東京/千駄ヶ谷)
 
有機量子スピン素子グループのプロジェクト概要および成果
  (東大院総合)菅原 正
「Manipulating Spin System」フォーラム(01年3月13日・東京/駒場)
 
Redox Active Spin Systems Composed of Hyper-Structured Spin-Polarized Donors
  (東大院総合)○原田弦太、神 俊雄、桜井尋海、泉岡 明、松下未知雄、菅原 正
「Manipulating Spin System」フォーラム(01年3月13日・東京/駒場)
 
Organic Conductive Magnets Constructed by TTF-Based Spin Polarized Donors
  (東大院総合・茨城大理)○石川佳寛、中崎城太郎、田邉 順、泉岡 明、川田勇三、菅原 正
「Manipulating Spin System」フォーラム(01年3月13日・東京/駒場)
 
Prototypal Quantum Spin Device with Spin-Rectifying Function
  (東大院総合・CREST・茨城大理)○中崎城太郎、丁 仁權、渡辺良二、泉岡 明、菅原 正
「Manipulating Spin System」フォーラム(01年3月13日・東京/駒場)
 

携わった著書、関与した論文等

スピンを操る --分子磁性の新しい展開
  菅原 正, 中崎城太郎
化学 2000, 55(12), 64-65.
 
Electronically Controllable High Spin Systems Realized by Spin-Polarized Donors
  Tadashi SUGAWARA, Hiromi SAKURAI, Akira IZUOKA
'Hyper-Structured Molecules II : Chemistry, Physics, and Applications' (H. Sasabe ed., Gordon&Breach, 2000), 35-57.
 
Spin Alignment via Conduction Electrons
  Tadashi SUGAWARA, Akira IZUOKA, Reiji KUMAI
'Molecular Magnetism - New Magnetic Materials' (K. Itoh, M. Kinoshita eds., Kodansha Gordon&Breach, 2000), 239-251.
 
Design, Preparation and Electronic Structure of High-Spin Cation Diradicals Derived from Amine-Based Spin-Polarized Donors
  Hiromi SAKURAI, Akira IZUOKA, Tadashi SUGAWARA
Journal of the American Chemical Society 2000, 122, 9723-9734.
 
Spin Alignment in Singly Oxidized Spin-Polarized Diradical Donor: Thianthrene bis(nitronyl nitroxide)
  Akira IZUOKA, Mayumi HIRAISHI, Taro ABE, Tadashi SUGAWARA, Kazunobu SATO, Takeji TAKUI
Journal of the American Chemical Society 2000, 122, 3234-3235.
 
One-Dimensional Double Chain Composed of Carbamoylmethylthio-Substituted TTF-Based Donor in Ion Radical Salt
  Go ONO, Hiroshi TERAO, Saburo HIGUCHI, Tadashi SUGAWARA, Akira IZUOKA, Tomoyuki MOCHIDA
Journal of Materials Chemistry 2000, 10, 2277-2282.
 

2001年度の研究発表

学習院大学理学部物理学科高橋研究室において、
日本学術振興会/未来開拓学術研究推進事業/「次世代人工物質・材料の探査的研究」領域/「有機導体における伝導機構の制御と新機能性材料の設計開発」プロジェクトの課題として、
新たな物性を示す有機導体の開発を試みました。
また、前年度までの成果および菅原研究室で進められた結果に関して、共同研究発表等を行いました。

関係した学会等発表

超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用
  (千歳科学技術大学・東大院総合)○雀部博之、○菅原 正
「量子効果等の物理現象」第1回終了シンポジウム(01年6月6日・東京/市ヶ谷)
 
Conduction Properties of Ion-Radical Salt Composed of π-Conjugated Donor-Radical Molecules
  (学習院理・東大院総合・産総研CERC)○中崎城太郎、石川佳寛、松下未知雄、菅原 正、熊井玲児、高橋利宏
ConCOM2002(有機導体における伝導機構制御に関する国際研究会)(02年1月29日・神奈川/湘南)
 
(ETBN)2(ClO4)(1,1,1-TCE)0.5の電流誘起非線形伝導
  (東大院総合・産総研CERC)○石川佳寛、松下未知雄、川上宏典、熊井玲児、中崎城太郎、菅原 正
日本化学会第81春季年会(02年3月・東京/早稲田)
 


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