JOTARO on the web | JOTARO Who? | Chemist JOTARO |
現在地:ホーム>JOTARO NOW

JOTARO NOW  中崎城太郎の近況

最近
 
2025年度 2024 2023 2022 21 20 19 18-15 14-11 10-06 05-02 01-00 99-97 96-95

2025年(令和7年) 5月
29日(木) 12:10出       退28:20
Solar Cell Efficiency Tables (Version 66) が出ました。
ペロブスカイト関係では、以下の更新がありました。

■ペロブスカイト小面積セル
  26.7% (USTC 0.0519cm2) 27.3% (Soochow/UNSW/BaimaLake 0.1065cm2)
NRELチャートの27.0% (26.95%) は飛ばしての記録でしょうか。同じ機関ですし。

■ペロブスカイトセル
  25.2% (NorthwesternU 1.0347cm2) 26.9% (Soochow/UNSW/BaimaLake 1.017cm2)
上記と同じ機関です。Voc 1.203V、Jsc 27.13mA/cm2 と、すごい数字が並びます。

■ペロブスカイトミニモジュール
  23.2% (NUS/SERIS 20.25cm2 8 cells) 23.9% (Microquanta 19.48cm2 9 cells)
こちらもセルあたりの Jsc は 27mA/cm2 を超えます。

■ペロブスカイト大型モジュール
  17.2% (Renshine 7200cm2) 18.1% (UtmoLight 7218cm2)
NREL測定値です。

■ペロブスカイト/シリコン タンデムセル
  34.6% (LONGi 1.0044cm2) 34.85% (LONGi 1.0049cm2)
既報の通りです。

■ペロブスカイト/シリコン タンデム大型セル
  30.1% (LONGi 212.1cm2) 33.0% (LONGi 260.9cm2)
          → 28.6% (HanwhaQCells 330.56cm2)
先日、韓国語サイトに出ていましたが、値が低いのでスルーしていたら、面積が大きいのですね。

■ペロブスカイト/シリコン タンデムモジュール
  26.9% (Oxford PV 16023cm2) 30.6% (Trina 1185.6cm2)
Oxford PVの記録は「大型」として残っています。

■ペロブスカイト/CIGS タンデムセル
  24.2% (HZB 1.045cm2) 24.6% (HZB 1.110cm2)
ここは保守的な更新ですね。

■ペロブスカイト/ペロブスカイト タンデムミニモジュール
  24.8% (NanjingU/Renshine 64.98cm2 14 cells) 26.2% (Renshine/NanjingU 64.84cm2 14 cells)
JET測定値です。

この他にもいろいろ更新があるほか、Table 3 として、ワイドギャップのものが選定されています。1.57eVペロブスカイトとして2019年のKRICT 24.2%が、1.65eVペロブスカイトとして2013年のKRICT 16.2%などが出ています。
28日(水) 12:40出       退28:30
明後日から駒場リサーチキャンパス公開ですが、例年この時期に西門に現れる掲示、キャンパス公開期間中につき東京大学関係者以外は入構できません、って、公開していないではないか、と思われそうです。
3通の封筒がまとめて届くと、何事か、と思ってしまいますが、製品回収に関するお願いでした。こちらの件ですね。
改正GX推進法が成立したらしいですが、こういう段階になると、特段のリアクションがないですね。法案ができる頃には騒がれますが。
27日(火) 8:50出         退27:30
経産省 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会/電力・ガス事業分科会 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会が開催され、環境省、国土交通省、農林水産省が追及を受けた、ではなく、ヒアリングを受けたようです。
Perovskite-infoによると、積水ソーラーフィルムが、オランダのTNOおよびブラバント開発局と、何か署名したらしいです。今のところ、どちらの側にも情報出ていませんが。
中国・中茂緑能が、30cm角ペロブスカイトモジュールで変換効率20.78%を出したと報道されています。
中国・极电光能 (UtmoLight) が、本社工場周辺に設置したペロブスカイト太陽電池の写真を公開しています。そろそろネタ切れでしょうか。
26日(月) 8:50出         退27:20
中国報道(→翻訳)によると、Saule Technologiesの共同創業者 Olga Malinkiewicz氏が辞任したようです。英文ではなく、たぶんポーランド語で書かれた文書に詳細が書かれていると思われますが、解読が必要です。Perovskite-infoにも書かれています。
プライム・スター株式会社Facebookで予告していたイベントが、沖縄・国頭村で開催されたらしく、FacebookInstagramに投稿されています。うまく表示されるか分からないので、画像( / / )でも残しておきます。ペロブスカイト太陽電池はイスラエル製らしいですが、この写真に写っているパネルが該当するのでしょうか。
25日(日)  
24日(土)  
23日(金) 12:10出       退27:30
明日から五月祭ですが、本郷キャンパスは、すっかり他の大学のようです。4月に浅野キャンパスには行きましたが、コロナ閉鎖以降、狭い意味での本郷キャンパスには、まだ立ち入っていない気がします。
中国・纤纳光电 (Microquanta) から、Science に論文発表です。
3D laminar flow-assisted crystallization of perovskites for square meter-sized solar modules
ペロブスカイトの大面積製膜では、空気の流れが重要、ということのようです。それにしても、これまで Microquanta デバイスの構造は不明でしたが、論文の通りだとすると、逆構造型なのですね。続々と報道が出ています。同社リリースによると、中国企業の論文がScienceに掲載されるのは、あらゆる分野を通じて初めてのことらしいです。Natureなら、先日、LONGiの論文がありましたが。
中国・脉络能源 (Mellow Energy) が、3種類の製品を発表しました。1.2m×1.6mのパネル、1m×1.6mのフレキシブルモジュール、小型電源用 の3種類です。
このうち、フレキシブルモジュールは、モリベニ製として沖縄で出ているそのものですね。文章の翻訳は、こちらの記事(→翻訳)にて。
以前、U先生が紹介されていた、中国の有機薄膜太陽電池メーカー・追光科技が量産ラインを完成させ、650mm×550mmのOPVモジュールを生産した(→翻訳)ようです。
内蒙古自治区・オルドスでの研究発表に関する報道(→翻訳)です。その中身は、とりあえず置いておいて、自治区報告の写真で明確なように、もはやプロジェクターなど使われていません。
詳細は分かりませんが、こちらによると、成田空港でペロブスカイト太陽電池設備一式の設置工事が行われているようです。
22日(木) 11:20出         退26:10
沖縄タイムス報道 「次世代太陽電池を無償で CO2削減推進協 設置事業者募る 工事・メンテ費も」 は、紙面も紹介されていますが、「オンサイトPPA」とか難しい言葉を使わずに、タダ を強調しているところがポイントですね。「10年後には本体の所有権を無償譲渡する」って、体よく廃棄責任を逃れる方式ですし。
ニュースイッチ/日刊工業新聞記事 「積雪の影響は?…次世代太陽電池、PXPなど長野・白馬村で実証」 は、PXPからのプレスリリース 「「曲がる太陽電池」トレーラーハウスにおけるキロワット級実証開始」 に基づくものですね。
万博で昨日、無錫デーが開催され、報道によると、极电光能 (UtmoLight) のペロブスカイト太陽電池モジュールも紹介されたようです。
小学生OK!有機分子と無機材料を使ったカラフル太陽電池を作ろう」 というYouTube動画、どのあたりに生成AIが使われているのか分かりませんが、そういう視点で見れば、この画像とか、微妙に不自然です。
日没位置が、少しずつ右に寄っていきますが、だいぶ変化が小さくなりました。
研究棟西側のコブシの木に、コブシハバチの幼虫によって葉脈だけになった部分が見えてきました。木が小さいうちは目立っていましたが、今では注意して見ないと気付かなさそうです。
授業している部屋の空調運転状態表示、これだとガラスが溶け落ちそうです・・・3276℃
先日、菓子箱が空になっていたのをうけて(?)、箱が大きくなりました
21日(水) 10:50出         退27:10
授業担当。今日は再生可能エネルギーの基礎について解説しました。
報道/報道/報道/報道/報道によると、東京都の「大学研究者による事業提案制度選定事業」で「都市型太陽電池による創電・蓄電の強化推進事業」が採択された(発表/発表/発表)際に、事務局が投票呼びかけを行なっていたことが発覚して、事業が中断されたようです。
愛知県の記者発表で、「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」を設立し、第1回会議を開催します、ということです。構成メンバーには、正直、あまり知らないところも多いです。
千代田区が、次世代型ソーラーセル(ペロブスカイト太陽電池)実証実験業務を公募しています。どこのペロブスカイト太陽電池を使うのでしょうか? 報道では秋葉原での結果にも言及されています。
プライム・スター株式会社が、Facebookにて、「2025年5月23日(木)、沖縄県国頭村において、 「レドックスフロー電池」および「ペロブスカイト型薄型太陽光発電パネル」の導入を記念した設置披露会を開催いたします。会場は、東部地域の観光・防災拠点である「道の駅 やんばるパイナップルの丘 安波」。12時より現地にて、国頭村村長をはじめ関係者によるご挨拶・設備紹介・現地見学を予定しております」と告知しています。会場に設置されたのか分かりませんが、かなり孤立した場所です。はたして、どこの太陽電池でしょうか。
NEDO「太陽光発電導入拡大等技術開発事業」公募の書類、2プロジェクト分を提出しました。 前プロジェクトの申請の際は紙の束、その前の時は、さらにボリュームのある紙の束でしたが、今回は電子的に提出です。
20日(火) 8:50出         退28:20
 
19日(月) 11:20出       28:50退  
NEDO「太陽光発電導入拡大等技術開発事業」の公募が大詰めです。と焦っているのは、私だけ?
18日(日)  
17日(土)  
16日(金) 12:30出     30:10退
日経記事 「日揮HDが新型太陽電池の実証 様々な波長の光で発電、施工も効率化」 は、昨日のPXPプレスリリースに基づくものと思われますが、典型的な誤報です。新型太陽電池の実証に向けて、まず既存太陽電池で施工方法の実証を始めただけのはずです。こちらを見ると「ペロブスカイト材料(灰チタン石の一種)」 などと書かれている時点で既に微妙ですが。
先端研4号館ピロティの石敷き、たびたび隆起の話題を提供してくれますが、再びこのあたりに兆候が現れています
15日(木) 12:10出       退28:10
NRELチャートが更新されました(Rev.04-21-2025)
既にリリースされていた通り、ペロブスカイト/シリコン タンデム太陽電池の最高効率が、前版(Rev.02-10-2025) の 34.6%(LONGi) から、34.9%(LONGi) に向上しました。
また、ペロブスカイト/CIGS タンデム太陽電池の最高効率が、24.6%
(HZB) から26.3%(Seoul National U) に向上しました。
PXPからのプレスリリース 「フィルム型カルコパイライト太陽電池を用いた発電実証実験を開始 国内初・大面積モジュールを用いたキロワット級発電システム」 が出ています。
東大の授業関係のお知らせに、宮坂先生のセミナー 「ペロブスカイト太陽電池の開発と社会実装」 の案内が出ています。5月27日(火) 18:45-20:30 にオンライン開催です。
14日(水) 12:00出       退28:20
授業担当。再生可能エネルギーについて解説する前段として、電力システムについて講義しました。
日没位置が、だいぶ右(北)に寄ってきました。冬場とは全然違いますが、夏至ごろの位置は、まだ遠いです。

このところ、今年度スタートするNEDOプロジェクトの提案書(5/21〆)2件分を書きつつ、終了したNEDOプロジェクトの事業原簿(5/16〆)や成果報告書(5/30〆)などの作成と、継続プロジェクト3件の中間年報(5/30〆)作成を一手に進めているので、他のことがほとんどできません。
日経XTECH記事 「ペロブスカイト太陽電池、結晶Si超えへ猛レース」 だそうです。
一見、平和なSPAMです。
13日(火) 12:30出       退28:00
今週は池ノ上駅にホームドア用の壁(?)が登場しました。このような投資計画が進行中ですね。
【5/15追記】その写真です。
駒場のユータスも、私と同じタイミングで足を痛めたようですが、ユータスのほうが重傷のようです。
12日(月) 12:30出       退27:20
今日からHOPV25が開催されているはずですが、日本では存在感がありません。今日は早瀬先生が登場する日ですね。
日経XTECH記事 「ペロブスカイト太陽電池を探して巡る大阪・関西万博 あんなとこにも」 では、まず、バスターミナル屋根へのアプローチの仕方についての注意があります。基本的に、バスで行かないと接近できないのですね。それから、「NTTのパビリオンの屋根に置かれた東芝エネルギーシステムズのペロブスカイト太陽電池」が、初めて写真で登場しました。が、これも目視するのは難しそうです。それ以降は、有料会員しか読めません。
ニュースイッチ/日刊工業新聞記事 「ペロブスカイト太陽電池の開発支援「タンデム型」も、経産省の狙い」 や、同記事のYahooニュース版 「ペロブスカイト太陽電池…「タンデム型」も開発支援、経産省の狙い」 では、総額2兆7500億円規模が強調されていますが、太陽光発電分は650億円です。さすがに2桁違うとイメージが違いそうです。
ニュースイッチ/日刊工業新聞記事 「「ペロブスカイト太陽電池」の課題克服せよ。材料・自動化・機序解明…活発化する研究の今」 や、同記事の Yahooニュース版では、プレーヤー数を増やそうという意図が見えます。

そのほか、Yahooニュースで 「発電するガラスって何? パナソニックに聞いた「窓で発電」の可能性」 という記事も出ています。
先日伐採された桜の木が、存在感を発揮しています。いつまで置き去りになるのでしょうか。
コンクリートや金属表面を、赤いタカラダニが這い回る時期になりました。今年は登場が少々遅かった感じです。

これ以前は「2025年度の中崎城太郎」へ




[↑トップページ] [←2025年度]

JOTARO on the web