ポーラロンをスピン源として用いるため、このような分子を設計しました。これは2つのピロールがベンゼン環のメタ位で連結されており、これが重合した場合、このように、ビピロールとメタフェニレンが交互に繰り返すポリマーが得られると考えられます。このビピロール部は非常に容易にドープされてポーラロンを生じ、隣り合うポーラロンはメタフェニレンで連結されているため、π電子系のトポロジー則に従ってスピンがそろうと考えられます。この結果、十分にドープされれば、たくさんのポーラロンのスピンがそろって、高いスピン多重度が実現すると考えられます。