この塩の磁化率を測定しましたところ、このような挙動が見られました。この挙動は、単純なCurie-Weiss則を用いてほぼフィッティングでき、キュリー定数が0.73、ワイス温度が-5.2Kと求まりました。このキュリー定数の値は、組成式あたり2個のスピンが独立に存在する場合の0.75に近く、この2:1塩あたり2個のスピンというのは、各ラジカル部位のスピンがほとんど全て生き残っていることを示していると考えられます。