この塩の伝導度を、2端子法で測定しました。室温での伝導度は10-2ジーメンス程度で、温度を下げるに従って抵抗が増大する、半導体的挙動を示しました。この抵抗率をアレニウスプロットしますと、室温から150K付近まではほぼ直線になりましたので、その傾きから活性化エネルギーを求めましたところ、0.16eVとなりました。つまりこの塩は0.16eVのバンドギャップを持った半導体であるということが分かります。