分子軌道計算を行いますと、このような結果で、先ほどと同様、主にドナーに分布するHOMOがラジカルのSOMOよりも高いところにあり、さらにスピンの分極が少し生じています。ETBNもスピン分極ドナーとしての電子構造的特徴を持っていると言っていいかと思います。