EMPNの合成は、このように行いました。まず母骨格となるドナーを作っておき、これをリチオ化、スタニル化した後、パラジウム触媒を用いてパラヨードベンズアルデヒドとカップリングさせることにより、このアルデヒド体を得ました。ここで、反応溶液中に、ベースの水溶液を加えたところ、反応がよりうまく行くようになりました。あとは定法に従って、ニトロニルニトロキシドへと変換しました。